【店長直伝・保存版】失敗しない「ネット通販ギフト」の贈り方・マナー完全ガイド

いつも当店をご利用いただき、本当にありがとうございます。 さて、ネットショッピングが当たり前になった昨今、お中元やお歳暮、お祝い、内祝いなどの「ギフト」も、スマホひとつで手配できる便利な時代になりました。

しかし、便利になった一方で、こんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

「現物を見ずに送って大丈夫かな?」 「熨斗(のし)の種類、これで合ってる?」 「相手に失礼があったらどうしよう……」

画面の向こうの大切な方へ心を届けるギフトだからこそ、失敗はしたくないもの。 そこで今回は、長年ネットショップの店長として数え切れないほどのギフト発送を見守ってきた私が、**「ネット通販でギフトを贈る際の注意点とマナー」**を、これでもかというほど徹底的に解説します。

これからギフトを贈る予定がある方も、そうでない方も、ぜひブックマークして「ギフトの教科書」としてお使いください。


第1章:まずは基本の「キ」。ギフト選びの心構え

1.1 「誰に」「何のために」を明確にする

当たり前のようですが、ここがブレると全てが崩れます。 例えば「30代女性へのプレゼント」と言っても、「友人の誕生日」なのか「取引先の昇進祝い」なのかで、選ぶべき品も金額も、そして掛けるべき「熨斗(のし)」も全く異なります。

  • 用途(Purpose): お祝い? お礼? お詫び? 季節の挨拶?
  • 相手(Target): 親族? 友人? 上司? 取引先?
  • 予算(Budget): 相手に気を遣わせない金額か? 相場より低すぎないか?

まずはこの3点を整理してからサイトを見始めましょう。

1.2 ネット通販ならではの「タイムラグ」を計算する

実店舗であれば、その場で買って持ち帰れますが、ネット通販には「配送」という工程があります。 「明日が誕生日だった!」と気づいて慌てて注文しても、地域によっては間に合わないことも。

特に以下の時期は物流が混み合います。

  • お中元(6月下旬〜7月中旬)
  • お歳暮・クリスマス(12月上旬〜25日)
  • 母の日(5月の第2日曜日直前)

これらの時期は、通常よりも2〜3日、余裕を持って注文するのが鉄則です。


第2章:実は一番怖い!「熨斗(のし)」と「包装」の落とし穴

ネット通販で最も問い合わせが多く、かつトラブルになりやすいのが「熨斗」です。ボタンひとつで設定できるからこそ、間違った設定のまま注文してしまう方が後を絶ちません。

2.1 「蝶結び」と「結び切り」の違い

水引(みずひき/帯紐のこと)の結び方には、決定的な意味の違いがあります。ここを間違えると大変な失礼にあたります。

  • 蝶結び(花結び):
    • 意味: 何度結んでも解ける=「何度あっても嬉しいこと」
    • 用途: 出産祝い、長寿祝い、お中元、お歳暮、新築祝いなど。
    • 注意: 結婚祝いには絶対に使ってはいけません!「何度も結婚する=離婚・再婚」を連想させるためです。
  • 結び切り(10本・5本):
    • 意味: 固く結んで解けない=「一度きりで終わってほしいこと」
    • 用途: 結婚祝い(10本)、快気祝い(5本)、お見舞い、弔事(香典返しなど)。

2.2 「内のし」と「外のし」の使い分け

「包装紙の内側に熨斗を掛けるか、外側に掛けるか」。これも迷うポイントです。

  • 内のし(包装紙の下):
    • 控えめな印象を与えます。
    • 配送で贈る場合(ネット通販の主流): 配送中に熨斗紙が破れたり汚れたりするのを防ぐため、基本的には「内のし」が推奨されます。
    • 内祝い(お返し)など、自分からアピールしすぎない場合にも適しています。
  • 外のし(包装紙の上):
    • 贈り物がパッと見てすぐに分かります。
    • 手渡しする場合: 相手に直接渡す際は、表書きがはっきり見える外のしが好まれます。
    • 結婚・出産祝いなど、盛大にお祝いしたい時にも。

★店長からのアドバイス 当店を含め、多くのネットショップでは配送事故防止のため、特に指定がなければ「内のし」でお届けすることが多いです。「手渡しするから外のしがいい!」という場合は、必ず備考欄や選択肢で指定してくださいね。


第3章:ネット通販特有の「うっかりミス」TOP3

私が店長として受注データを見ていて、「お客様、これ大丈夫ですか!?」と確認の電話を入れることが多い事例トップ3をご紹介します。

3.1 送り主が「自分」になっていない!(重要)

これがネット通販最大のトラップです。 Amazonや楽天などのシステムによっては、「注文者情報」と「送付先情報」が別々に管理されています。

  • 失敗例: 友人の家に直送する設定にしたつもりが、送り主の欄が「ショップ名(当店)」になってしまった。 ↓ 結果: 友人からすると「頼んでもいない店から謎の荷物が届いた! 怖い!」となり、受け取り拒否をされたり、開封まで誰からの贈り物か分からなかったりします。

対策: 注文確定画面で、「送り主(Sender)」の名前がご自身のお名前になっているか、必ず、必ず確認してください。

3.2 住所の「部屋番号抜け」や「実家・旧住所」

  • 部屋番号抜け: オートロックのマンションなどでは、部屋番号がないと配送業者がポスト投函すらできず「宛先不明」で持ち帰ってしまいます。
  • 実家・旧住所: 以前登録した住所がそのまま残っていて、引っ越した友人の旧居に送ってしまった……というケースも多発しています。

対策: 住所は「郵便番号」だけで安心せず、最後まで目視確認を。特に、結婚して姓が変わった友人に送る際は、旧姓で送るべきか新姓で送るべきかも配慮が必要です。

3.3 値札・納品書の混入

ギフトとして送ったのに、箱の中に「お買い上げ明細書(金額入り)」が入っていたら台無しですよね。

  • 通常の対応: ほとんどのショップでは「注文者」と「送付先」が異なる場合、金額の分かるものは同梱しません。
  • 要注意ケース: 「自宅に届けてもらって、後で自分で手渡しする」場合。この場合、ショップ側は「ご自宅用」と判断し、納品書を同梱することがあります。

対策: 備考欄に「ギフト用です。金額の分かるものは入れないでください」と一言添えるのが確実です。


第4章:品物選びのセンスが光る! アイテム別注意点

画面上の写真だけで選ぶ難しさ。失敗しない選び方のコツを伝授します。

4.1 食品・スイーツ(賞味期限との戦い)

「美味しそう!」だけで選ぶと危険です。

  • 賞味期限: 配送に1〜2日かかり、相手が不在で受け取れるのが3日後……となると、賞味期限が短い生菓子は手元に届いた時点でギリギリになってしまいます。
    • 推奨: 焼き菓子やゼリーなど、常温で日持ちするもの(最低でも2週間以上)が安心です。
  • 冷蔵・冷凍便: 冷凍便は、相手の冷凍庫のスペースを占領します。いきなりホールケーキや大量の干物を送ると「入らない!」と困らせてしまうことも。
    • マナー: 冷凍・冷蔵品を送る際は、事前に「〇〇日にクール便で何か送るね」と伝えておくのが上級者の気遣いです。

4.2 アレルギーへの配慮

近年、アレルギーをお持ちの方や、グルテンフリーなどの食生活を意識されている方が増えています。 特に「卵・乳・小麦・そば・落花生・エビ・カニ」の7大アレルゲンは要注意。 相手の好みが詳しく分からない場合は、食品ではなく「タオル」や「カタログギフト」など、形に残るものや相手が選べるものにするのも一つの賢い選択です。

4.3 「割れ物」「刃物」のタブー

  • 結婚祝い: 「割れる(鏡・陶器)」「切れる(包丁・ハサミ)」は、縁が切れることを連想させるため、伝統的には避けるべきとされています。
    • 現代の傾向: 最近はおしゃれなペアグラスや高級包丁も人気があり、あまり気にしない方も増えています。しかし、相手がマナーを重んじる方や、ご年配の親族の目がある場合は避けたほうが無難です。

第5章:受け取った瞬間、笑顔になってもらうために

ギフトは「届いて終わり」ではありません。「箱を開けた瞬間」がクライマックスです。

5.1 メッセージカードの活用

ネット通販のギフトは、どうしても手書きの手紙に比べて事務的な印象になりがちです。 そこで活用したいのが「メッセージカードサービス」です。

  • 定型文で済ませない: 「おめでとうございます」だけではなく、「〇〇ちゃんの赤ちゃんの顔を見るのを楽しみにしています」など、パーソナルな一文を添えるだけで、温かみが段違いにアップします。
  • 文字数制限に注意: 多くのショップでは文字数制限があります。長文の手紙を書きたい場合は、別途手紙を郵送し、ギフトが届く頃に合わせて送るというテクニックもあります。

5.2 追跡番号(トラッキング)の確認

当店から「発送完了メール」が届いたら、そこにある「お問い合わせ番号(追跡番号)」をチェックしましょう。

「あ、もう配達完了になってるな」と確認できれば安心ですし、もし「持ち戻り(不在)」が続いているようなら、さりげなく相手に「何か送ったから、都合の良い時に受け取ってね」と連絡を入れることができます。 生鮮食品の場合は、このフォローが命綱になります。


第6章:シーン別・こんな時どうする? Q&A

最後に、お客様からよくいただく質問をQ&A形式でまとめました。

Q. 連名で贈りたいのですが、送り状に名前が書ききれません。 A. 3名までなら連名で記載しますが、4名以上の場合は「〇〇一同」とし、別紙(メッセージカードや中紙)に全員の名前を記載するのがスマートです。備考欄でその旨をショップに伝えましょう。

Q. 喪中の方にお歳暮を贈ってもいいですか? A. お歳暮やお中元は「お祝い」ではなく「感謝の印」なので、贈っても問題ありません。ただし、紅白の水引がついた熨斗は避け、無地の奉書紙や短冊を使うなどの配慮が必要です。時期も、四十九日が過ぎてからにしましょう。

Q. 相手の住所が分かりません(SNSだけの繋がりなど)。 A. 最近は「ソーシャルギフト(eギフト)」というサービスが増えています。購入後に発行されるURLをLINEやDMで送るだけで、相手が自分で住所を入力して受け取れる仕組みです。住所を聞き出すのが失礼かな?と思う間柄には最適です。


編集後記:ギフトは「想像力」

長々とお話ししてきましたが、ネット通販でギフトを贈る際の極意は、結局のところ**「相手が荷物を受け取り、箱を開けるシーンを想像すること」**に尽きます。

  • 忙しいあの人には、受け取りやすいポスト投函のギフトがいいかな?
  • 一人暮らしのあの人には、小分け包装のお菓子がいいかな?
  • お子さんがいるご家庭には、アレルギー対応のものが安心かな?

画面上のスペックだけでなく、その先にある「相手の生活」を想像できたとき、あなたのギフト選びは必ず成功します。

もちろん、私たちショップスタッフもそのお手伝いをするプロフェッショナルです。 「この組み合わせで贈りたいけど、箱に入る?」「こんな相手にはどっちがおすすめ?」など、迷った時は遠慮なくお問い合わせください。 機械的なやり取りに見えるネット通販ですが、運営しているのは「人」です。あなたの「贈りたい」という温かい気持ちを、私たちが責任を持って形にします。

この記事が、あなたの素敵なギフト選びの一助となれば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


次にあなたがすべきこと

  • 今すぐチェック: 贈る予定の相手の住所は最新ですか?(転居していませんか?)
  • スケジュールの確認: 記念日の1週間前には注文を完了できるよう、カレンダーにリマインダーを入れましょう。

それでは、当店でのお買い物をどうぞごゆっくりお楽しみください!

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